日時:2012年4月8日(日) 9:30-15:00
場所:仰木平尾地区
内容(午前):魚網撤去・土手焼き(2班に分かれて作業)
内容(午後):意見交換会、魚網撤去
参加人数:ボランティア12名  守り人の会10名 

当日のようす

(午前):
 肌寒い快晴の朝、桜の広場に9時半集合。花見も予定されてましたが、桜はつぼみで1分も咲いていません。前日に雪が舞った、今年は寒い、など話す視線の先に、比良山頂付近に雪化粧が。
 松本運営委員長のあいさつで開会。廣岡会長から、獣害柵設置をもって3年がかりでようやく終了した獣害対策の回顧と、ボランティアの皆さんへの感謝の言葉。
 道路脇に放置されている魚網の最終的な整理・撤去と、炭焼き小屋周辺の草刈りと土手焼きが本日の作業内容。集合写真撮影後、2班に分かれて作業場所へ車で移動。

(以下、魚網撤去班の様子)
 遠路富山から運ばれて来た魚網ですが、柵の設置によって基本的に不要になったのと、置かせて頂いている場所の地主さんから撤去の要請が来たため、過去少しずつ整理していましたが、いよいよ本日最終撤去へ。
 しかし重い、大きい、そして頑丈・・・軽トラにロープで結んで、まず網を道に引っ張りだすことから始めましたが、車の方が悲鳴上げることも何度か。夏の間に繁茂した草が、網にからまり土を巻き込んで、ほとんど地面と一体化していたのでした。根っこを刈りつつなんとか引き出した後は、くるんで運べる大きさに切って行く作業。しかしこれまた随所に太く頑丈なロープがあって、切りやすいよう網を引っぱる人と鎌で切っていく人の2、3人組になった重労働。ロール巻きにした網を掛け声かけて軽トラに積んで運搬・撤去を何往復かしたところで、昼休みの時間に。

(午後):
 再び桜の広場に集合して昼食。もちろん花見は中止、ですが、そのままシートに車座になって意見交換会に移行しました。
 新規参加者もおられたので、加藤会員から守り人の会の概要と来歴の説明。ボランティアのお一人お一人に、参加のきっかけや棚田保全についてのお考えなどお話いただく。いつしか話はもっぱら耕作放棄地の話題に。米作りがお金にならないこと、後継者難、土地を売れない様々な事情など… しかし「棚田米をもっとブランド化しては」「獣害柵に沿って遊歩道を作って、もっと外部の人を呼び込めば」など、前向きで建設的な意見もたくさん出て来ました。
 2時で意見交換会は終了。その後、土手焼き班も魚網撤去の方に合流して作業再開。人手が増えたのと作業手順が分かってきたこともあって、午後は快調に進行。1時間足らずで、きれいさっぱり、あの難物だった魚網はすべて撤去されました(拍手)。使用前・使用後の写真(下記)で、達成感を共有して下さい。
 3時前に作業場所近くの橋のたもとに全員集合。会長からのねぎらいの言葉の後、長くボランティアに参加くださった樽谷さんが千葉県に転勤とのことで、お別れの挨拶を。お疲れさまでした。(文責:白水)

作成者:白水