開催日時:2014年6月15日(日)16:00~21:00
開催場所:平尾自治会館 及び 平尾の棚田
内容(午前):【第一部】 講座1「棚田の生き物」(講師:中西康介氏) , 講座2「土星を見よう」(講師:井狩康一氏)
内容(午後): 【第二部】 観察1 棚田の生き物編 , 観察2 ホタル観測編 , 観察3 星空観測
参加人数: オーナー一般参加者 大人18名 子供 17名 合計 35名 守り人の会9名
当日の様子
(午前):
今年は、事前のチラシ効果もあってか、たくさんのご参加、満員御礼で開催されました。
穏やかな夏前の夕刻から、自治会館にて行われました。
【第一部】
講座1 「棚田の生き物」(講師:中西康介氏)
棚田にいる生き物の数は、なんと5568種ほどにも及ぶそうです。
たくさんの種類の生き物が生息しているのですね。
最近では、田の水の取り方や農薬、干乾しなどで、ずいぶんと減ってきているとのことでした。
ホタルについてもお勉強しました。
毒を持っているのだそうです。ホタルに似ている虫たちもたくさんいたり、皆、種(しゅ)を残す為の工夫があるのだなぁと思いました。成虫になって20日ほどの命、輝かしいですね。
講座2 「土星を見よう」(講師:井狩康一氏)
井狩さんは、アマチュアなのに、新しい天体を発見しては名前をつけていらっしゃるエキスパート。
今回は、夏至も近づいていましたので、陽の上がり方や日照時間など についても詳しくご説明いただきました。
また、月の満ち欠けについても、実際に、模擬をしてくださったり。
なんと、子供にも嬉しい実技タイム、パラパラ月の工作時間も作って下さいました。
すごく遠い銀河系の外にある星ぼしには私たちのような人類もまたいるのかも知れません。想像して夜空を眺めるのもおもしろいですね。
(午後):
【第二部】
観察1 棚田の生き物編
お子さま達は、自前の網かごを持参で日暮れ前の棚田に出掛けました。
皆さん、思い思いに網を田に浸し、おたまじゃくしに、やご、ゲンゴロウに蛙、アメリカザリガニなどなど。
次々にあちこちで捕れた~!と歓声が上がっておりました。
どじょうをゲットしたお父様もいたり。
皆さん、童心に帰り夢中で採集。
ほんの小1時間でもさまざまな種類の生き物に出会えました。平尾の棚田ざ環境のよい状態にあるということを今年も再確認、ありがたいことです。強力な虫に噛まれ、痛たたでしたが、素敵な夕暮れを過ごしました。
観察2 ホタル観測編
夕飯後、19:30過ぎから、ようやく日が陰り始めた中、懐中電灯をもってポイントへ。道すがら、出た!! ぽわ~、ぽわ~っとあちらこちらで、浮遊しているホタルを観ることができました。
大きいのがゲンジボタル。小さいのがヘイケかヒメボタル。
点(とも)っては消え、消えてはまた輝き。優雅に舞うのやら、比較的スピードのついているのやら。子供たちの手には自ら留まってくるのもいたり。
なかなか、親しげに戯れることができました。水が綺麗な環境に育つというホタル、今年も出会えて良かったです。
観察3 星空観測
昨年は、雲があり観れなかった土星!今年はどうでしょう!まずは、お・お・ぐ・ま・の・し・っ・ぽ、北斗七星の位置を確認。大きな星座をたどります。
そして、井狩さんがわざわざ持参くださった天体望遠鏡で木星を確認。
小さいレンズに仄かにオレンジ色のビービー弾みたいな像をみることができました。
次は土星。
スゴイ!という感嘆がもれるほど小さくてもくっきり輪のある惑星がみえました。
何度でも見たくなる美しさ。レンズ越しにカメラにおさめたかったのですが、それはならず。
次回、是非目視で試して欲しいと思います。
ほんとに、講座から観測会まで盛りだくさんのひととき。
少し町から離れた仰木の棚田では、まだまだたくさんの自然が残されているのです。
大人達が子供の頃を懐かしむ用に、何十年後もこの環境を変わらずに伝えて行くことができたらいいなと。
そこにある自然の大切さを改めて感じました。また来年も開催がありますように。
素敵な夏のイベント!どうもありがとうございました。
作成者:みやした














