日時:2012年4月15日(日) 9:30~13:00
場所:大津市仰木平尾地区平尾自治会館、棚田オーナー田
内容(午前):棚田オーナー説明会、棚田抽選会
内容(午後):交流会など
参加人数:オーナー37名 守り人の会17名 その他関係者3名
当日のようす
(午前):
(9:30~11:00)
快晴、時あたかも桜の花盛り。棚田オーナー活動は幸先のよいスタートとな りました。
平尾自治会館には次々に棚田オーナーが集まり、常連の方、初めての方、お 子様連れの方、名古屋からの方などおよそ40名で会場はぎっしりです。 説明会は、廣岡会長の挨拶から、守り人の会の活動紹介、オーナー制度の説 明、地主さんとご対面、地主の西村義一さんによる講座「平尾の棚田の米づく り」と、プロジェクターを使ってスムーズに進行しました。
守り人の会の活動紹介では、棚田ボランティアで年間のべ約千人の参加があ り、リピーターが多いこと、トヨタ財団の助成を受けて竹炭製造窯を整備した ことなどが発表されました。
講座では、お米づくりの行程が詳しく解説されました。荒田起こし、くれが えし、水張り、畦元こね、かきたてよせ、中起し、苗おろし、代掻き…、と田 植えに至るまでにもたくさんの作業があり、「米の字は八十八と書くから88 の手間がかかる」という言葉の通り、棚田オーナー制度を支える農家さんの努 力は並大抵ではないことが分かりました。
(11:00~12:00)
車で平尾の棚田へ移動。馬蹄形の棚田をバックにまずは記念写真を撮り、満 開の一本桜の脇を歩いてオーナー田とご対面、畦にはたんぽぽの黄色が鮮やか です。 棚田抽選会は、希望者が棚田の前で輪になってじゃんけん。「最初はグー、 じゃんけんホイ」と童心にかえった元気な声が棚田に響き、和やかなムードの うちに全29区画の棚田オーナーが決定しました。
(午後):
(12:00~13:00)
平尾自治会館に戻り、地主さんごとにテーブルを囲んで試食と交流会です。 地元のお米で地元のお母さんたちが握ったおむすび、豚汁ならぬ猪汁、手作り の味噌と何種類もの漬け物、手作りの胡麻に一味と、心づくしのご馳走がずら りと並びました。どれをとっても美味しくて、何度もお代わりする人続出、会 場はとても賑やかです。
各テーブルでは地主さんを囲んでのおしゃべり、子どもたちも入り交じって 遊び、あっという間に時間が経ちます。最後に守り人の会のメンバー紹介、地 主の佐合井さんの江州音頭も飛び出し、盛況のうちに閉会となりました。
その他コメント:
運営がとてもスムーズなのに驚きました。地元の農家さん、都市住民のボラ ンティアの皆さんがそれぞれの役割を果たしたチームワーク、裏方で大量のお むすびと猪汁を短時間で作る地元のお母さんたちの底力、これは一朝一夕にで きることではありません。「守り人の会」さんの足かけ7年に渡る活動の積み 重ねの成果だと思いました。
作成者:棚田オーナー 中崎













